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静岡リトリートプログラム~温故知新 私を知り未来へ~ が開催されました!

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活動報告
2024/9/27
 静岡リトリートプログラムが9月21〜22日に開催され、まさに心を揺さぶる体験が繰り広げられました。今回は私たちがリトリートを体験を通してその深い恩恵を実感することができ、今後浜松でもリトリートを展開していくための第一歩となりました。参加者は医療・介護分野のプロフェッショナルたちであり、日々患者さんと向き合う情熱と使命感を共有しつつ、多彩な年齢層と視点が交差する、「学びの場」にもなりました。

1日目は、雄大な自然の懐へと飛び込む冒険からスタート。山本先生が守る森を、私たちは五感のすべてで感じ取りました。風のささやき、美しい草木、そして地下から湧き出る清らかな水を口にした瞬間、自然が私たちに与えてくれる命の尊さを体の奥底で実感しました。宿に戻った後も心地よい疲労感と共に、リトリートの本質についての深い学びが続きました。山本先生の語りは、単なる癒しに留まらない「養静」の意味を私たちに示し、自分自身を見つめ直し、新たな自分の軸を見出すことの重要性を享受してくださいました。

2日目も、感動の波が絶えることはありませんでした。井上先生、山内先生、金谷先生の講義は、私たちに「本当の健康とは何か」という深遠な問いを投げかけました。健康とは単なる体の状態ではなく、自分が何をしたいのか、どう生きたいのかを探し、実現していくことであり、その過程で地域や地球とのつながりを見失ってはならない。人々とのつながり、食、運動の根底には必ず地域と地球がある。これらの考えを胸に刻み、私たちは「健康と生き方」について真剣に考える時間を過ごしました。

すべての講義を通じて得たのは、個々の人生がその地域、そして歴史に刻まれる瞬間の連続であるということ。そしてそれを造るのはその人の行動であると言うこと。このビジョンを共有できた時リトリートプログラムの開発にワクワクが止まりませんでした。 
 議論を通じて、リトリートプログラムの開発には地域の方々との強固な協力体制と雄大な自然が不可欠であることを痛感しました。このプログラムは、単なるイベントではなく、地域や地球に根ざしたプロジェクトです。私たちは、地域の方々の信頼と地球環境の再生を行いながらリトリートを進めていきたいと思います。
 静岡リトリートプログラムが、参加者の心に深く響き、養静と生きがいを提供するプログラムとなるよう、皆様のご協力をぜひお願い申し上げます。より良いプログラムを共に作り上げていけるよう、引き続きご支援とご期待をいただければ幸いです。
医学科4年 杉山 海斗

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