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医学部入学者、女性比率 「4割の壁 」突破

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総合診療
2024/5/1

地域家庭医療学講座の松井です。

みなさん、GWにまもなく突入ですね。
新年度始まって様々な環境の変化で少し疲れが出てきている頃かと思います。
この連休で心身共にリフレッシュできるとよいですね。

さて、今年度早々のニュースで、医学部医学科に入学した女性の割合が2023年度、初めて4割を超えたことが報じられました。私が学生だった20数年前には医学部医学科に入学する女性の割合は1割にも満たない大学も珍しくありませんでした。当時から「今後は女性医師がどんどん増える」といわれ続けていたものの、その後も入学者に占める女性の割合は3割台を推移し「4割の壁」といわれていました。
それが、2023年度の医学科の入学者9198人のうち、女性は3696人と、女性医師の割合が、前年度からは1・7ポイント増加し40・2%。やっと「4割の壁」を突破したのです。

この20年間で医師を取り巻く環境は大きく変わってきました。以前は主に既婚・育児中の女性医師を対象としていたキャリア支援も、現在は性別や婚姻状態によらないよう意識されるようになってきました。
この「4割の壁」の突破が医療界にどのような変化をもたらしていくのか、これからが楽しみです。

希望を胸に入学しされた皆さんが健やかに目指すべき道を歩めるよう応援しています。
(松井 智子)

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